静かな夜にワインとビスマルクを

静かな夜に黙々と考えたことを綴ります。政治とかアフリカとか趣味とか…。

「若い力」に頼る候補者の落とし穴

先日とある女性が外資系企業のCEOに出したというメールがインターネット上で話題に出た。 「私は若いし美人だ。年収4,000万円の人と結婚するにはどうしたらいいのか?」というもの。 このメールを受けたCEOはこう答える。 「あなたの美貌にも若さにも投資す…

政治家にボーナスという考え方は適切か?

ボーナスの季節が近づいてきた。 半年の苦労がどういう形で反映されるのか、今から気になっているサラリーマンたちも多いと思う。2013年夏のボーナスは東証第1部上場企業139社平均で対前年同期比で0.6%減、金額にすると3970円減だったとのこと。(一般財団法…

雑談は怖い〜雑談力:ビジネストークの最適割合は?

就活生の相談をたまに受ける。 「コミュニケーション能力は必須ですね。」と人事によく言われるんだそうだ。 思わず笑ってしまった。 「コミュニケーション能力」とか偉そうに募集をかけているわりに、筆者のいた会社に「コミュニケーション能力」が高いと思…

不良論〜「不良社員」の活かし方

前回は「クソ上司」について書いた。 今回は「クソ部下」、つまり不良社員について「不良社員」だった筆者が考察してみたい。 会社というものを語る以上、「不良」とされる人たちが出てきてしまう。日本では空気を読まない社員、その会社では常識とされるこ…

「クソ上司」の類型〜原因訴求タイプ

半沢直樹に触発されて今までどういう「クソ上司」がいたかを考えていた。 「クソ上司」の生態を明らかにすることが日本のサラリーマンのストレスを根本的に解決する方法だと信じてやまない。 何よりも組織を健全化し若い人たちにやりがいのある仕事環境をつ…

「半沢直樹」成功の秘訣〜半沢直樹に見る日本サラリーマンのストレス

やっと「半沢直樹」を観た。 恥ずかしい話、これを観るまで「半沢直樹」というのは作家の名前だと思っていた。 今や気分はすっかり東京中央銀行マンだ。今朝も半沢次長に「倍返し」される夢で起きた。 最終回の視聴率は35%を超えたといい、筆者の周りのサラ…

ブラック企業化する共産党〜野党は誰がチェックするのか〜

共産党相模原市議団の大田浩氏が共産党に離党届を提出した。 どうも政治信条が合わなくなったとか党執行部のやり方に不満があるとか通常の理由ではないらしい。その理由を聞いて目を疑った。党への多額の寄付やカンパを事実上強制され生活にきたしているとい…

会社員はどこまで会社員か〜土日は休みのアタリマエを考える〜

筆者は土日もメールの対応をしろと言われて論争を巻き起こしたことがある。筆者は土日休みの会社に入ったはずであり、募集要項にも土日休みと書いてあった。労働組合が雇用者と結んでいる労働協定にも明確に違反する問題だ。 そもそも、筆者が土日に何をして…

「近代」のメルトダウンと秘密保護法

近代というのは何につけ、「集中から分散」という時代だったと感じる。 都市は労働の効率化を求め一極に集中し、労働が生み出した富は税金という形で再び政府がかき集め、交付税や社会保障という形で社会全体に配分する。 軍隊の場合も中央の参謀本部が情報…

「まぁ冷静になれや」ビスマルクの哲学

今回は細々と続けているビスマルク研究について。 言わずと知れたビスマルクはプロイセン(ドイツ帝国)の政治家で米国国務長官キッシンジャーも学者として、政治家として研究対象としたという人物だ。 そのためビスマルクの政治手法は現代政治でも多分に応…

山本議員の天皇政治利用論議を考える。

山本太郎氏の天皇政治利用が議論されている。話は議会にまで飛び火し、保守系の自民党はともかく、野党に転落した民主党すら問責の可能性を示唆し始めた。 正直、山本氏の政治姿勢に一切共鳴するわけではないし、国民として非常識で軽率な行動をしたとは思う…