静かな夜にワインとビスマルクを

静かな夜に黙々と考えたことを綴ります。政治とかアフリカとか趣味とか…。

アフリカでビジネスをするワケ

 

先輩経営者のアドバイスで大事にしているものがある。それはビジネスで稼ぐということは誰も望まないような汚れ仕事や当たり前だけど誰もやらないクソつまらないことを進んで引き受けて人の代わりにやるということだ。ビジネスに必要なことはこの極めてシンプルな原則なんだよと教えてもらった。

 

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先般「ブルーオーシャン」という書籍がハーバードビジネスレビューから出版されたがこれを読んだ人の書評でも同じようなことが書かれていた。

 

 

日本人はブルーオーシャンという誰も手をつけていない天国のような市場がどこかにあると信じているが、自然界においてブルーオーシャンというのは何らかの理由で生命が存在できなかったり、理由があって誰も立ち寄らない海のことを言うのだと。

 

 

佐藤さんはアフリカみたいなリスクの塊みたいなところでよくビジネスをやっていますねと言われるがこういう人は上記のシンプルな原則を理解できていないのだと思う。

 

 

アフリカにリスクはある。

 

 

こと筆者がビジネスをしている西アフリカはアフリカの中でも新興市場でリスクだらけだ。日本企業でも進出している企業はほとんどない。

 

 

だが、返してみればだからここで勝負するのだ。だからここにビジネスがあるのだ。

 

 

筆者もブルーオーシャンというものは存在しないと考える人間のひとりだ。

 

 

その海にはサメもいればワニもいる。アジアのどこかにあるような独裁軍事スパイ国家みたいな得体のしれない連中がいたるところに待ち構えている。山師みたいなやつもゴロゴロしている。

 

 

しかし、だからここで戦をする。

 

 

リスクのないビジネスなどないということ。誰しも行きたがらないところだからビジネスチャンスがあるというのだということ。

 

 

今日も先輩経営者が教えてくれた原則に立ち返っている。